2017/3/6

明日も頑張ろう(-。-)y-゜゜゜

糸締めを始めてもう25年目くらいになりました。
 
この間様々に変化してきたように思います。
 
通常半年から1年くらいは修行して初めて仕事できるのですが、僕の場合3週間でお客様のお宅に出かけて仕事してました・・・早すぎるよねw
 
まあ事情があったのですけどね(^^;)
 
最初の頃はそれこそ無我夢中だったですね。
 
でもだんだんとお客様の好みとかを覚えていきます。
 
何も言わずに任されるようになったのは10年後くらいでしたか。
 
全てのお客様の好みを把握するにはそれくらいの期間が必須だったんです。
 
また琴糸もどんどん変化するし、新しいものも出る、筝そのものの造り方も変化するし、琴柱だって変わっていく。
 
音色もその時々で流行があるように思います。
 
これらすべての変化をまとめ上げるのが糸締めだと思っています。
 
最近はお客様の評判もそうですが、楽器そのものの「声」に耳を傾けています。
 
いや、正確には身体が勝手に判断するっていうかw
 
締め方に特別な注文が無ければ、その判断に従って締めます。
 
琴糸の種類、締め方の強弱、伸びしろの調節・・・勝手に身体が判断して気が付いたら終わってる・・・そんな感じですね(^^;)
 
『そんなことある?』って思われるでしょうけど事実です。
 
腰を痛めてても腕を負傷していても仕事が出来てしまうっていうのはそういう訳です。
 
で、後になって苦しむわけねw