2022/1/28

新品に囲まれて

文化庁による『邦楽普及推進事業』というのが昨年より始まりまして、内容はというと、大学、高校の邦楽部に対して、新品の和楽器を無償貸与するという事業です。
 
大学は申請書類の審査で決まり、高校は抽選です。
 
『こんな支援事業がありますよ』と、大学や高校を担当されているお客様にいち早くお知らせしたところ、四国で唯一、当店が3校の担当となりました。
 
いずれも松山市内の大学高校で、昔からお世話させていただいてる学校です。
 
もちろん新品であるからには和楽器メーカーがせっせと楽器を作ります。
 
それを担当店が仕上げして納品するという流れです。
 
また立奏台や付属品はそれぞれの問屋さんで手分けして送られてきます。
 
その数はもう尋常でないです。
 
楽器や付属品の段ボール包装をほどくだけで結構な時間を取られました。
 
何より楽器はすべて僕の仕事部屋にて仕上げしますので、昨年より僕の仕事部屋はお箏だらけとなってましたw
 
本来なら昨年には納品したかった大学の楽器、一番時間のかかる25絃が年末に到着するなどで、今年1月前半は糸伸ばしに費やしました。
 
で、やっとすべて納品かと思えば大学が試験期間に入り、おまけにオミクロンの影響でなかなか納品日程が出ません。
 
高校の方は箏以外に17絃が3面あったりして、これも糸伸ばしに時間がかかる故、年始に楽器が届くとすぐさま糸締め、そろそろ1週間になりますが、まだ最低10日はかかるかな。
 
そんなわけで依然として新品の和楽器に覆われた仕事部屋ですw