2019/1/19
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育てる喜び♪ |
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抜群の記憶力があるわけではありませんが、自分のセールスした楽器というのは覚えているものです。 いや、ナニナニ社中のアノ方の楽器は?と聞かれて即座に答えられるという話ではありません。 しばらく期間をおいて糸締めだったり張替だったりでお店に帰ってきた場合のお話です。 当店ではどこで購入されたかわからない楽器でもメンテナンスいたします(意外とそういうお店は少ない)が、自分で売ったものは『あ、これはあの時の楽器だ』とわかります。 年末年始もそういう楽器たちが大勢戻ってきました。 で、新品の時からどれくらい音が変わったのかを確認できます。 お三味線の場合は皮の張替や仕立て次第という部分が大きいですが、お箏の場合、弾き込むにつれ音がより大きく軽やかに、また深みが増してきます。 毎日変化していますがなかなかそれを感じる人は少ないでしょう。 これが糸締めし直して初めておお~~ということになるのです。 木製筐体の楽器というのはそういう楽しみがあります。 皆様もどんどん弾いて愛器を育ててみてくださいね(^^)
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