2017/6/4

最後は部屋呑み

昨日は早朝から深夜まで演奏会関連で動いておりました。
 
昨今ほとんど見られなくなった地唄三絃の会です。
 
本格的な古典演目では、様々な流派同士の共演がありました。
 
最初サポートを引き受けた時、一番気になってたのが半音の捉え方です。
 
古曲の場合、筝の半音、つまり四、六、九、斗は平均律を下回ります。
 
半音上がり切らないところで止めるのですが、これは三味線の勘所に合わせて調弦するからです。
 
古典系の流派はこの下げ幅が大きく、新曲系の流派は小さい。
 
これはもう長年耳が慣れてしまってるので、急に変えることは困難です。
 
リハーサルではこの部分でいろいろと気になってしまいまして、最終的にはお互いに歩み寄ってもらう作戦に出ました(^^;)
 
この単位が1音の1/16というものです。
 
これは微分音といい、実は洋楽でも楽譜に表記されることがあります。
 
今回は三味線と筝の間に1音の1/8程度のピッチずれの溝があったため、お互い1/16歩み寄り解消しました。
 
本番では問題なかったです♪
 
夜は30人程度で盛大に打ち上がって解散しましたが、その会場が三番町でしたので、家に帰るまでに二番町と一番町の誘惑、それと近所のゴスペルの未練を必死で断ち切って帰りつきましたとさw